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2024年10月16日入れ歯はなにでできているの?

入れ歯には、保険適用のものと自費(自由診療)のものがあります。そのどちらを選ぶかによっても、素材が変わってきます。保険と自費(自由診療)の違いは様々な点が上げられますが、今回は材質によってどういった違いがあるかを解説していきます。

 

▼保険の入れ歯の素材と特徴

 

保険の入れ歯はアクリルレジン(プラスチック)製のものが大半です。部分入れ歯の場合、支える部分に金属クラスプ(留め金)が使用されます。
手頃な価格で選べる治療の選択肢であることが魅力的な反面、使用される素材や技術が制限されてしまいます。患者様一人一人の状態に合わせるための自由度が低いので、使い心地に満足できない場合もあるようです。

・強度は高くはないので、長期間使用していく中で破損や摩耗が生じる可能性があります。調整しやすい素材なので、修理はしやすいようです。
・レジンは熱伝導性が低く強度の関係で厚みを確保する必要があるので、食べ物の温度を感じにくかったり、厚みによる違和感から食事を美味しくないと感じてしまうことがあります。
・レジンは「加熱重合レジン」というもの使用することが多いですが、入れ歯を作るときに収縮・変形する性質があり、それによって、できあがった入れ歯と歯医者さんで取った型がぴったり合わなくなってしまうことがあります。型と合わないということは、お口に入れたときに違和感を感じてしまうことに繋がり、処方してもらった入れ歯が合わない、と感じることもあるかもしれません。
・金属クラスプが目立ちやすく、見た目が気になる場合があります。

 

▼自費入れ歯の素材とその特徴

 

自費の入れ歯の素材には様々な選択肢があり、患者様のニーズに合わせて素材を選んだり組み合わせることも可能です。素材はレジンのみに限らず、用途に応じた樹脂が選択されます。金属のプレートやシリコーンを併用することもできますし、金属クラスプ(留め金)がなく入れ歯と分かりにくい、ノンクラスプデンチャーを選ぶこともできます。

・金属のプレートを用いた入れ歯は、レジンのみで作るよりも薄い仕上がりにすることができるので、装着時の違和感を軽減できます。また、金属はレジンと違い熱伝導性が良いので、食事のときの熱の感じ方も普段通りに近づきます。
・通常のレジンの他に、各種の熱可塑性樹脂というものを使用することができます。こちらの方がフィットに優れていたり・割れにくく丈夫だったりする素材が選べるため、違和感の解消や耐久性の向上が望めます。
・シリコーンを義歯に内装することも可能です。この素材は柔らかく適度な弾性がある素材なので、使うと入れ歯を装着したときの痛みを改善できることがあります。
・ノンクラスプデンチャーは、金属クラスプ(留め金)を使用せず、歯肉に似た色の樹脂でできているので、見た目が気になりにくいです。

 

まとめ

材質の違いによって耐久性や費用の違いの他にも使っているうちに分かってくるような精密性や機能性といった面もあります。

どういった面を重要視したいか、自分にはどちらが適しているか、歯医者さんと相談しながらしっかりと考えることが重要となります。

 

 

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