2020年から大人気のNiziU(ニジュー)。
実は歯科でも今、ニジューが注目されています。
皆さんは8020(ハチマルニイマル)運動をご存知ですか。
これは、日本歯科医師会が長年掲げている「80歳になっても20(ニジュー)以上自分の歯を保とう」という運動です。
小学校教育にも取り入れられているので、聞いたことのある人も多いはずです。
歯科では1989年からこの運動が積極的に行われています。
しかし、コロナウィルスの感染拡大によって歯科への受診する人が減っている今、歯の病気が悪化して抜歯に至るケースが増えています。
これでは、せっかく2017年に国民の50%以上が達成した、残存歯20本以上という数値がまた下回ってしまいます。
それでは、緊急事態宣言中、歯が痛くなってしまったり、被せ物が取れてしまった場合はどうすればよいのでしょうか。
コロナウィルスの感染予防はとても大切なことです。
しかし、初期の治療で治せた虫歯が、診療を控えたことで悪化してはいけません。
そこで、もしも歯科医院へ受診するか迷った場合はまず訪問する前にかかりつけ医に相談してみましょう。
そして、必要であれば事前に予約をし、決められた時間に必ず受付をしてください。
そうすれば、他の患者さんと密にならないように対応をしてもらうことができます。
また、決められた時間に来院することで、歯科医院は除菌や消毒の対応が十分にできます。
しかし万が一、当日になって体調が優れないと感じた場合は訪問する前にすぐ歯科医院へ連絡を入れ、受診を控えるなどしてください。
多くの方が、事前の予約と体調管理、時間通りの来院をすれば歯科医院はとても安全なのです。
(文:広田)