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2021年02月19日入れ歯の正しい洗い方を実施して口腔環境を清潔に保つには?(その2)

入れ歯を洗うタイミングを見つけよう

口腔内や入れ歯を清潔に保つことはとても大切です。ですが洗うタイミングはいつなのか、1日に何回洗えばいいのかと疑問に思ったことはありませんか?細菌や歯周病が気になるからと、頻繁に磨いていても負担になってしまいます。普通の歯と同様に、入れ歯も黄ばんだり、歯垢や歯石が付きます。通常の歯磨きのように毎食後に行い、入れ歯のために就寝前のケアもするのが良いタイミングです。しかし、そんなには出来ないと思う方は、自身のペースに合わせたやり方・タイミングを見つけ、日々のケアを行ってください。無理をしても長くは続けられません。小さな習慣を積み重ねていきましょう。

毎食後の洗い方

口腔内環境はちょっとしたことで大きく変化します。ダラダラと食事を続けたり、間食が多くなると口腔内は細菌が繁殖しやすい状態になります。そんなリスクを減らすためには、「食事の時間はなるべく短くする」「間食する時間を決める」などの工夫も大切です。

入れ歯を装着していると、臭いが気になることもあるでしょう。臭いの原因は細菌によるもの。しかし、入れ歯安定剤などを使用していると、なかなか毎食後や間食後に歯を磨くことは難しいと思います。毎回専用歯ブラシで磨くとなると、つい面倒だと思ってしまいがちです。

そんな状況でもできることはあります。ひとつは入れ歯を外して、水洗いを行うことです。食べ物のカスなどの大きな汚れを落とすだけでも、細菌の繁殖は抑えられます。もうひとつは入れ歯専用のウェットティッシュです。食べ物のカスも取り除くだけでなく、細菌やカビも除去してくれます。ミントなどの香りがついたタイプもあり、口腔内がスッキリとした爽快感を得られます。またうがい薬や洗口液などを使用し、口腔内の洗浄をしても良いでしょう。食後に一旦、口腔内をリセットすることが大切です。

お茶でうがいをする方がいらっしゃいますが、食べ物のカスや細菌などを洗い流すことはできますが、着色の原因であるカフェインは流されません。うがいをするのであれば水のほうが良いでしょう。

入れ歯を洗う目的は、細菌を減らし増やさないことです。入れ歯ばかり気になり、毎食後に入れ歯だけ洗っていても口腔内を洗わなければ意味がありません。食後には、普通の歯磨きも忘れないようにしてください。少しの手間で口腔内環境は大きく変わります。手間を惜しまずに、ケアをすることが大切です。

就寝前の洗い方

入れ歯を装着している方にとって就寝前のケアはとても大切です。朝起きたら口の中がカラカラに乾いている時はないですか?就寝中に口を開けて寝ていて、喉が痛いと感じることがあると思います。就寝時は唾液も分泌しにくいため、口腔内の細菌が特に繁殖しやすい状態になります。入れ歯を装着したまま寝ると、入れ歯が細菌の溜まり場となり、虫歯や歯周病になってしまうのです。細菌が増えると誤嚥性肺炎などのリスクも高くなってしまいますので、就寝前にはしっかりと入れ歯と口腔内のケアをしましょう。

入れ歯は「(その1):入れ歯の基本的な洗い方」内でお伝えした洗い方で水洗いし、入れ歯用歯ブラシできちんと磨き終わったら、定期的に入れ歯用洗浄剤の使用をお勧めします。入れ歯用洗浄剤には、臭いの原因となる細菌や、タバコのヤニを落とす効果があるものなど、様々なタイプがあります。製品によって使用方法などは異なるので、説明書をよく読み注意事項に従ってください。

一晩浸すものであれば、次の日まで入れ歯全体が浸っていられるか確認しましょう。5分ほどで除菌できるものであれば、最後に水洗いをして次の日に使用するまで新しい水に浸けておきます。一部分でも液体から出ていると入れ歯が乾燥してしまうので注意しましょう。

また口腔内の状態によっては、医師の指示により就寝時も入れ歯を装着することがあります。その場合でも、必ず就寝前には入れ歯を外して専用歯ブラシで磨き、その後に洗浄剤で除菌・消毒を行いましょう。何もしないままでは汚れや細菌の温床になってしまいます。

入れ歯の中に侵入した細菌は、歯ブラシで磨くだけでは全てを除去できません。また洗浄剤だけでも全ての汚れを除去することができません。双方を取り入れることで細菌の数は減っていきます。お互いの良いところを生かして、入れ歯をきちんと手入れを行えば、少しでも細菌を減らすことができ、口腔内の環境が整っていきます。入れ歯の種類によっては市販の洗浄剤では対応できないものがあります。スマイルクリーナータブレットという洗浄剤は、万能に使用できるので便利です。(参考:スマイルクリーナータブレット

 

外出先の洗い方

一番困るのが外出先で入れ歯を洗うことではないでしょうか。「出かけた先でも入れ歯をきれいに保ちたい」「食事後の口の中のヌメリが気になる」など、使用していると気になるところがでてきます。トイレの洗面所で洗うのは衛生面も少し気になります。万が一、落としてしまったら大変なことになってしまいます。

外出先でも簡単にできるケアのひとつは、うがいです。水筒やペットボトルなどで水を持ち歩いていれば、いつでも簡単にうがいはできます。その水で入れ歯をさっと流すだけでも、臭いやヌメリは気にならなくなります。それだけではヌメリは取れないと感じる方には、入れ歯用ウェットティッシュをお勧めします。手などを拭く除菌シートのように取り出しやすく、持ち運びにも便利なので気になる時に場所を気にせずいつでもすぐに入れ歯のお手入れができます。使用済みのシートは、そのままゴミ箱に捨てられるのも便利です。バックやポーチに入れておけば、すぐに取り出せるので入れ歯についた食べ物のカスや臭い、ヌメリが気になったときにすぐ使用できます。他にもポケットサイズの洗口液やうがい薬などを携帯しておくのも良いでしょう。どれも持参し忘れてしまった場合には、キシリトール配合のガムを噛めば、多少ですが、すっきりします。入れ歯を装着している方は、口腔内の細菌を少しでも減らすことが大切なので外出先でもお手入れしましょう。

また口腔内は、乾燥を嫌います。ヌメリが気になり、ティッシュなどで拭いてしまった場合には、水を飲むか口腔内用の保湿ジェルを塗ると潤すことができます。乾燥したままでは、舌が動かしにくかったり、入れ歯が外れやすくなったりします。唾液が不足すると細菌も増えてしまいます。外出時には入れ歯用ウエットティッシュや洗口液と一緒に、水や保湿ジェルを持っていると安心です。液体が重いと感じられる方は、唾液の分泌を促すタブレット(参考:うるおいスマイル)なども販売されています。爽やかな風味で口腔内もスッキリします。

 

入れ歯を洗う際におすすめのグッズ

毎日やらなければいけないことは、少しの手間で簡単に終わらせたいものです。入れ歯のお手入れも、「できるだけ簡単に終わればいいな」と思ってしまいます。

歯ブラシを入れ歯専用の歯ブラシに替えるだけでも、その手間はかなり違います。頑固な汚れや黄ばみには、前もって洗浄剤に浸けておくとさらに汚れは落ちやすくなります。入れ歯の専用ケースも洗浄剤に対応しているものや、水切りがついているものなど、機能もデザインも色んな種類が揃っているので市販されているものを有効活用し、入れ歯と上手に付き合いながら、楽しく快適な生活を送りましょう。

(1)入れ歯用歯ブラシ

入れ歯はプラスチックやシリコンなどの樹脂製のものが多く使われています。土台部分と義歯、クラスプ(金属)部分と意外と複雑な構造です。そのために専用歯ブラシも豊富に揃っています。
入れ歯用歯ブラシには、尖った硬いブラシと柔らかいブラシの2つが表と裏についている歯ブラシや、片面に2種類のブラシが付いていて持ち替える必要がものまで、さまざまな形やブラシの硬さがあります。

その他にも部分入れ歯専用のみの歯ブラシや、手が不自由な方用の入れ歯用自助ブラシなどもあります。歯ブラシはご自身の入れ歯のタイプや素材によって、使いやすいものなどを選びましょう。

(2)入れ歯用の歯磨き粉

入れ歯の歯磨きは、土台となるプラスチックやシリコンを傷つけないように注意が必要です。普通の歯磨き粉は研磨剤がたくさん入っているため、傷がつきやすくなり、そこに歯垢が付着し歯周病になりやすくなるので、入れ歯には入れ歯専用の歯磨き粉を使用してください。

入れ歯用の歯磨き粉にはペパーミントの香りやお茶の爽やかな香りで入れ歯の臭いを除去してくれるものや、入れ歯の頑固な黄ばみや、タバコのヤニなどの汚れを強力に落とし再付着を防げるもの、除菌・殺菌力にも優れているものまで様々あります。

汚れの落ち具合はもちろんのこと、ご自身のお好みの香りで選ぶのも良いかもしれません。

(3)入れ歯用洗浄剤

入れ歯用洗浄剤もたくさんの種類が出ています。除菌・殺菌力の強いものや、洗浄力が高いものなど、目的や用途によって使い分けて使用すれば入れ歯磨きだけでは得られなかった効果を得られます。

汚れも臭いもしっかり取れ、漂白剤入りのものだとタバコのヤニや着色汚れも取り除き、入れ歯を本来の色に戻すこともできます。

また、歯石とり専用入れ歯洗浄剤というものもあり、用途によって使い分けることもできます。

部分入れ歯であれば浸す必要のない、スプレー式の泡で洗浄・除菌するタイプもあります。ただ、安いからという理由だけで選ぶのは注意が必要です。汚れを落とすつもりが、入れ歯を変色させてしまうこともあります。入れ歯の洗浄剤に悩んだ時は、万能に使用できるスマイルクリーナータブレットをお勧めします。(参考:入れ歯用洗浄剤の選び方

このように入れ歯専用のお手入れグッズも数多く開発されています。日々の生活の中に上手に取り入れ、いつでも入れ歯を清潔に、快適に過ごしましょう。

 

>入れ歯の正しい洗い方を実施して口腔環境を清潔に保つには?(その1)

>入れ歯の正しい洗い方を実施して口腔環境を清潔に保つには?(序編)