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2021年04月16日【4月18日は「よい歯」の日】タバコと歯と口腔の関係は?

皆さんはタバコを吸われますか?

最近は喫煙者にとって肩身が狭くなっていく世の中ですが、私もその一人。
「+SMILE」編集部の中でも唯一の喫煙者です。

 

日本歯科医師会は4月18日を「よい歯の日」と定めていますが、皆さんの歯は「よい歯」なのでしょうか?

毎日キレイに磨いていても「悪い歯」の原因はあらゆる場面に潜んでいます。

 

タバコが口腔にとって、また、身体にとって良くないのは皆さんもご存じだと思いますが、具体的にどういった影響があるのでしょうか?
私も自分を戒めながら記事を書いて改めてタバコの害を確認していきたいと思います。

 

口腔内や身体に害を及ぼす成分

タバコが及ぼす口腔内への影響は様々です。
歯や歯ぐきの変色や、歯周病、ガンのリスクなど口腔内だけでなく体のいろいろな部位に深刻な影響を与えます。
これはタバコに含まれるニコチン、タール、一酸化炭素などが引き起こす影響です。

ニコチン

タバコに依存させる作用。血管を収縮させ、動脈硬化を促進させる。

タール

いわゆる「ヤニ」。発がん性物質や発ガンを促進する物質が多く含まれている。

一酸化炭素

酸素を運ぶ機能を阻害し、動脈硬化を促進させる。

 

もちろん上記以外の物質がたくさん含まれ、

「唾液の分泌が悪くなる」

「歯に汚れが付きやすくなる」

「虫歯になりやすくなる」

「歯ぐきの血色が悪くなる」

「口臭が非常に悪化する」

「がんや歯周病の発見が遅れる」…

まさに「百害あって一利なし」。これほど悪い物の詰め合わせも珍しいでしょう。

 

でも、そんな事は百も承知。「自分は平気だろう」「なったらなったで」「いつか禁煙する」そんな事を思いながら今日も吸ってしまうんですよね。
こうすれば禁煙できる、こうすればタバコを吸っても大丈夫。今回はそういった内容ではありません。

そういった記事を見ても吸ってしまうことは自分が一番分かっていますから。
結局のところ、禁煙には自分の意志でしか活路はありません。

 

どれくらい禁煙すれば正常な身体に戻る?

東京大学と国立がん研究センターのある研究では、「発がん性リスク」を禁煙開始から非喫煙者並みの数値まで下がるのに何年かかるかという分析を行っています。
ある男性では「禁煙から21年間で非喫煙者並みの数値まで下がった」そうです。

今から禁煙を始めても「元の」身体の状態に戻るまで21年の年月が必要という事です。

壁のついたヤニの黄ばみ同様、なかなかキレイにはならないという事ですね…

 

いかがでしたでしょうか。

この記事をきっかけとして一人でも多く「21年先への一日目」にしていただけたら幸いです。

私も頑張って…禁煙を…始めたいと思います!

(文・先々)