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2021年05月17日放っておくと危険?!食いしばりについて

歯科検診や身の回りの親族に「食いしばりをしている」と声をかけられたことはありませんか?

また、睡眠時に自身で食いしばりの力が強く、目覚めてしまったという方も多いようです。(私もその一人です)

 

実はこの食いしばり 放置しておくと歯を傷つけるのはもちろん、歯周病を促進したり 顎の動きを悪化させてしまう恐れもございます。今回はくいしばりの原因、放置した際のリスクと緩和の具体的なアクションプランにつきまして、ご提案させていただきます。

そもそも食いしばりとはどのような状態のことか、振り返っていきます。

食いしばりとは通常、上の歯と下の歯は接触していない状態にも拘わらず、無意識のうちに歯が接触し、さらには強い力で噛みあわせている状態のことです。なぜこのような状態になってしまうのでしょうか。原因を探って参ります。

 

 

まず食いしばりの原因ですが大きく分けてストレス、環境の2つがあげられますが、大体の原因はストレスと言われています。 そのメカニズムですが、人間は一定以上の過度なストレスを感じるとホルモンの乱れがおき、その乱れを修復しようとエネルギーを作り出し、元に戻し安定させようとします。 そのエネルギー生成の手段の1つが食いしばりにより作り出されるものといわれています。

 

しかし食いしばりを放置すると冒頭にあげました口腔内の病気はもちろん、腰痛など慢性的な体の不調も引き起こすこととなります。 食いしばりが長く続くと奥歯に亀裂が入ったようなあとがのこったり、口の中に新たに骨の成分に似た硬い異物(骨隆起)がつくられることもあります。

 

それでは食いしばりの負担から歯を守るためにはどうするべきなのでしょうか?

一番はストレスフリーな生活を送ることですが、普段の生活の中ではなかなか難しいです。 また、食いしばりはストレス緩和のための1つの手段なので、それを完璧に妨げると、その他の手段でエネルギーを作ろうとします。 その過程は余計なイライラを生んだり、感情的になってしまったりと悪い手段が多いため、あまりおすすめはできません。

 

食いしばりに関しては「緩和する」という考え方 具体的には歯、歯茎へのダメージを緩和させながら向き合っていく、という方法をお勧めいたします。 そこで登場するのが「ナイトガード」になります。

ナイトガードとは、夜間に使用する取り外し式のマイスピースのことです。 ナイトガードを選択するポイントは、ハードタイプを選ぶこと、また自分の歯にあったオリジナルのものを作ること、の2点です。それぞれ解説してまいります。

 

まず前者ですが、ナイトガードはソフトタイプとハードタイプの用意があり、ソフトタイプの場合食いしばりを強くしてしまうおそれがあるため、基本的にはハードタイプでの製作をお勧めいたします。 次に後者ですが、市販でどんな人の口にでもあうナイトガードなどもございますが、受け止める力が分散してしまったり、違和感がおおきく睡眠を妨げてしまう恐れがあります。 保険適応にて製作も可能ですので、かかりつけ医にまずご相談されることをお勧めいたします。

 

 

 

いかがでしたでしょうか。

食いしばりですが、女性の場合でも約60kgの負担が歯茎、顎全体にかかるとされています。 健康な歯、歯茎を守るためにも自分にあったナイトガードを装着し、食いしばり、ストレスとうまくむきあいながら良質な睡眠を確保、常にいいコンディションでお仕事などパフォーマンスができると最適かと思います。