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2021年06月16日「洗口液」と「液体歯磨き」

暑くなってきました。
だんだんと気温も上がり春から夏へと変わりつつありますが、
皆さんはいかがお過ごしでしょうか。

 

今回は『オーラルケア 』についてご紹介させていただきます。

え? 人気記事でもないのになんで2度目? と思われますが、
意外と知られてない「洗口液」と「液体歯磨き」違いについて掘り下げていきます。

 

前回の記事はこちらから
マスクで口臭が気になる? お家で行うオーラルケア2選

前回紹介させていただいた「洗口液」。
よくテレビのCMでも「うがいするだけ!」「マウスウォッシュ!」「お口くちゅくちゅ!」と聞きますが、
実は液体タイプのオーラルケア製品には2種類あるのはご存じでしたたか?

形状が似たような容器で販売されていますが、これが意外と落とし穴!
用法や効力など、全く違う2種類をみていきましょう。

 

 

「洗口液」

洗口液はマウスウォッシュやうがい液とも呼ばれ、液体を口で含んですすいだ後に吐き出します。
ミクロな汚れやネバネバを洗い流してくれ、口の中が非常にスッキリとします。

洗口液を使用する際でのポイントは、「歯みがきとセットで行う」ことです。
歯の表面に現れるバイオフィルム、つまり歯垢ができている状態では洗口液の殺菌成分などが届きづらく洗口液の効果を発揮しづらいため、一度歯みがきを行う事でバイオフィルムを除去する必要があります。「洗口液を行えば歯みがきしなくても大丈夫」と思っている方は要注意!ほとんど効果を為していないかもしれません。
必ず歯みがきを行った後に、洗口液を使用してください。

 

「液体歯磨き」

こちらは「洗口液」とは違い、デンタルリンスや、液体研磨とも呼ばれ、
口に含んだ後(または含みながら)、ブラッシングをすることで歯磨きの役割を果たします。
逆に言えばただすすぐだけではほとんど効力がありません。

練り歯磨き(一般的な歯磨き粉)には研磨剤が含まれていることがありますが、
液体歯磨きは基本的に研磨剤を含まない歯磨き剤なのでやさしく磨くことが可能です。

また、普通の練り歯磨きと違って、歯を磨いた後に口をすすぐ必要がありません。
気になる場合はすすいでも問題ありませんが、軽く程度が好ましいようです。

 

一見、同じようなボトルに入っていますが、用法は全く異なるもの。

 

実際にお持ちの方は裏面のラベルを確認してみてください。

 

実は有名なあのオーラルケア製品も…

洗口液として使っていたのにこれ液体歯磨きじゃん!
なんて事があるはずです。私みたいに。

 

正しいケア方法を身に着け、今日から取り組んでいきましょう!

(文:先々)