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2021年08月27日入れ歯の寿命とは!?作り替えは必要!?強度ってどれくらい?

こんにちは。三和デンタルの広田です。

本日は「入れ歯は何年くらいもつの!?」「作り替えは必要!?」「どんな時に作り直すの!?」という患者さんの疑問にお答えしていきます。

皆様は入れ歯がどれくらいもつ(使える)ものだと思いますか?

恐らく、この記事を読んでいる方は既に入れ歯を使用されている方か、これから入れ歯を作ろうとしている方だと思います。

その中には「作った入れ歯が合わなくなったけど、寿命なの?」「どの入れ歯にすれば長持ちするの?」など、たくさんの疑問があるのではないでしょうか。

そこで今回は、当社がこれまでの長い義歯製作の中で少しずつ分かってきたことを、皆様に少しだけお話しさせていただきます。

 

入れ歯の‟半年ルール”って何?

まず、保険の入れ歯を入れたことのある人は聞いたことがあるかもしれませんが、入れ歯には‟半年ルール”というものが存在します。

‟半年ルール”とは、保険適応で入れ歯を製作する際に、次の新しい入れ歯を作るまでに最低限待たなければいけないルールの事です。

これは、政府が医療費が莫大に膨れ上がることを懸念して作った決まりごとです。

「え?じゃあ、この前作ったばかりの入れ歯が合わない気がするけど、半年間はこのまま我慢しなきゃいけないの!?」

そんなことはありません。ご安心ください。

もし入れ歯を作ってから、半年経たない間に入れ歯が合わないと感じたらなるべく早めに歯医者さんを受診しましょう。

保険適応で本体を丸ごと新しくすることは出来ませんが、それでも歯医者さんで調整してもらう事は可能です。

また、どうしても半年以内に本体を作り直しをしたい場合は、保険適応外(自費治療)で作り直しをすることも可能です。

 

入れ歯を作り替える理由第1位は、周りの歯の作り替え!?

ほとんどの患者さんは「なるべく長く使える丈夫な入れ歯を作りたい」と考えます。

実は、入れ歯そのものは丈夫にできている物が多く、長く使える物が多いのが現状です。

ところが早い人で半年や1年程度で作り替えが必要になるケースがあります。

この差は一体何なのでしょうか。

実はこの、半年や1年で作り替えが必要となる人の多くは、入れ歯そのものが壊れたり合わなくなったのではなく、

入れ歯を支える周りの歯が変わったり、抜歯したことによって、入れ歯の形が合わなくなってしまったからなのです。

ですので、入れ歯を長く使うためには、まず、入れ歯を作る前に周りの歯の治療をしっかりと済ませることが大切です。

そして、入れ歯を作った後も、毎日の洗浄と口腔ケアを怠らないようにしましょう。

 

強度ってどれくらい?

最後に、強度についてです。

入れ歯の強度は患者さんの口腔内に応じて設計が異なるので断言するのは非常に難しいです。

しかし、入れ歯の強さに関してはよくご質問をいただきますので今回は特別に、

わたくし広田が個人的に感じる物で例えて表現させていただきます。

 

保険の入れ歯の場合、一番感覚として近い物は、‟プラスチックのペンケース”です。

力を加えると少したわみ、強い衝撃を加えたりすると割れてしまう事があります。

 

そして、自費義歯(今回は代表として国内で最も多く流通されている、スマイルデンチャーを参考)の場合、

食品を冷蔵保存する際に使用されている、‟タッパーの容器”です。

 

イメージできましたでしょうか・・・?

繰り返しになりますが、上記はあくまで個人的な感想です。

患者さんの口腔内によっては設計が異なりますし、金属やシリコンも使用されている場合がありますので、今回はピンク色の歯科用レジン(プラスチック)と人工歯だけを使用した場合で考えています。

少しでも入れ歯を考えている方の参考になれば、という想いで今回は入れ歯の寿命と強度について述べさせていただきました。

皆様の参考になれば幸いです。

 

・・・ちなみに、三和デンタルのスマイルデンチャーは「車で轢いてしまったのに壊れなかった」という実例が存在するくらい丈夫です。

(※但し、変形してしまう恐れがあるので絶対に真似しないでください。)

(文:広田)