東京オリンピックが開幕されましたね!
+SMILE編集チームの先々です。
コロナウイルスをはじめたとした様々な課題が山積みかもしれませんが、まずはこのオリンピックが日本にとって、世界にとって良いものとなるよう応援したいと思います。
さて、オリンピックといえば世界中の様々な選手が集まりますが、歯に関する日本と世界の違いはどういったものなのでしょうか?
今回は「歯に対する日本と世界の認識の違い」についてお話したいと思います。
最後までお付き合いいただければ幸いです。
世界ってどこだよ!と思われるかもしれませんが、「予防歯科」の先進国として知られているのはスウェーデンです。現在のスウェーデンは世界で最も歯科疾患、つまり歯の病気が少ない国と言われています。さらにスウェーデンでは『8020運動』と呼ばれる「80歳」まで「20本」の歯を残そうという運動では国民の80%が達成しているというので驚きです。
また、歯医者の定期受診率においてスウェーデンが約90%、アメリカが約80%、イギリスが約70%あるのに対して日本が約6%という非常に低い水準であることからも、かなり歯に対する認識の違いが見て取れるかと思われます。
海外では「虫歯予防のために」定期的に歯科医院へ訪れます。
歯は一生ものと認識されているため、歯が悪くなる前に予防をしながら歯を大事にする習慣が根付いています。
一方、日本では「歯や口に異常が生じたら」歯科医院に行くという認識がやはり強いようです。いつか行こうと思っていてもなかなか時間が取れなかったり、予約が取りづらかったりしますよね。
皆さんは漫画は読まれますか?
私も子供のころから色々な漫画を読んでいましたが、おじいちゃんやおばあちゃんが入れ歯をしているシーンを皆さんも見たことがあるのではないでしょうか?
「歳を取ると歯が抜ける、入れ歯になる」といったイメージが根強くあることも、もしかしたら「歯は失われるもの」という認識になってしまう要因の一つなのかもしれません。
近年では日本でも「予防歯科」が重要視されていて、8020運動の達成率もどんどん上がってきているそうです。
健康な歯を一本でも多く保つために、
皆さんもまずは歯科医院へ定期健診や予防治療に赴いてみてはいかがでしょうか?
(文:先々)