皆様、「デジタル化」と聞くと日常のどんな物事を想像するでしょうか?
身近なところでは携帯のメイン機種がスマートフォンになったり、スマートウォッチによる健康管理、通知管理
クレジットカード支払い以外にもコード決済など、現金を持たない支払い方法が様々出てまいりました。
また、最近は新型コロナウイルスの影響で出勤ではなくリモートワークが主流となったり
当社としても来場形式のセミナーからWEBセミナーに切り替わったりと変化が求められ、かつ変化の多い年となりました。
この「デジタル化」ですが、歯科でも着々と浸透してきています。
それでは具体的にどんな内容があるのでしょうか?
◎歯科医院の分野
・電子カルテ、電子問診票
→電子カルテもペーパーレスが広がり、入力されたカルテをもとに保険点数算出も機械で自動的に行われるようになりました。
また来院前に事前にWEBで問診表を記入していただくことにより、来院の際にスムーズにご案内できるよう配慮されている歯科医院様も。
・口腔内写真
→口の中の写真をスタッフ様が撮影。鏡ではなかなか見えない奥歯や前歯の裏側などの部位が具体的に確認できるようになりました。
・口腔内スキャナー
→入れ歯、かぶせ物を作る際に必ず行われる工程、「かたどり」
そのかたどりを機械を使って行うことによって、嘔吐反射の軽減や、かたどりしてからの医院様の作業工程の削減にもつながっています。
・矯正治療のシミュレーション
→マウスピース矯正の場合、専用の機械でお口の中をスキャンした後、矯正の治療を経て最終的にどのような理想に近づくのか?
アニメーション形式で見ることのできる機械も存在いたします。
◎歯科 モノづくりの分野
・模型レスでのものづくり
→詰め物、かぶせ物に関しては指示書とデータだけでも製作が可能に!
パソコン上で設計し、削り出しも機械が行うので模型を使わずに製品が出来上がります。
模型の変形などもないので精度のよい製品が出来上がります。
・矯正マウスピースの作製
→矯正の治療法の中でも、審美性の良さで注目されている「マウスピース矯正」。
その一種であるインビザラインは、一度かたどりをした後に
理想形に合わせて各段階ごとにあった型をデジタルで製作していきます。
いかがでしたでしょうか。
歯科医院様で実際に見ることのできる製品、システムもあれば
モノづくり、という普段なかなか見ることのできない分野に応用されていることもわかりました。
今後歯科医院様に行く機会がある場合はぜひ、待ち時間にて上記ポイントがあるか、確かめて頂ければと思います。
歯科のデジタル化も、自費義歯づくりのデジタル化など常に研究が進んでおり
今後も衰退せず、導入されては便利になっていくのではないかと思います。
9月末頃の記事にて、実際に当社で行われているデジタル技工での補綴物の制作方法につきましてご案内いたします。
あわせてお楽しみいただければと思います。
(著者:落田)