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2022年03月23日意外と知らない「入れ歯ができるまで」

こんにちは。三和デンタルの嶺峰です。

突然ですが、皆さんは入れ歯ができ上がるまでの過程をご存じでしょうか?

入れ歯を作るには「どんな入れ歯にするか」や「お口の中の状態」によって異なりますが、
完成するまでに2~5回程度の通院が必要になり、その中で入れ歯の製作はいくつかの段階を踏みます。

今回はその工程についてご説明させていただきます。

≪製作工程は6つ≫

①かたどり(印象採得)

歯と歯茎の状態をかたどりをした後、それを元に模型を製作します。

②ロー堤

模型の上にロー(ワックス)で噛み合わせの土台を作ります。

③かみ合わせ確認(咬合採得)

患者様のお口に入れて噛み合わせや人工歯を並べる位置を記録します。

④排列

記録した位置に合わせて、土台に人工歯を並べます。

⑤歯並び確認(試適)

患者様のお口に入れて歯並びを確認し調整します。

⑥完成

土台のロー(ワックス)をレジン(プラスチック)などに置き換えます。

最後に患者様のお口に入れて調整を行い、その方の顎の動きや筋肉の形に入れ歯を合わせて完成です。

 

≪動画で解説≫

文字で見るだけではどの様な作業か想像がつきませんよね?

そこで今回は、入れ歯製作の流れをわかりやすく動画にてご紹介します。

 

≪入れ歯もデジタル化?≫

近年では歯や粘膜の形態を直接読み取ることが出来る、口腔内スキャナーというものが普及しています。

今までのかたどりの方法では、上の歯型・下の歯型・かみ合わせの歯型それぞれを固まるまで待つので
時間かかっていましたが、光学印象では歯型をとる時間も短縮できるようになり、入れ歯完成までの期間も短くなります。

また金属床部分の設計・製造にはすでにコンピューターが導入され高い精度と速さを実現しており、さらなる進化が期待されます。

 

いかがでしたでしょうか。

良い入れ歯作りには精密さが要求されます、そのため各行程を正確に行う事でピッタリあった入れ歯が完成するのです。

 

(文:嶺峰)