+SMILEPlus smile

2020年11月27日冬の乾燥と口の関係

今年も乾燥の季節がやって参りました。

今年はコロナウイルスが猛威を奮っていて年中マスクをしていますが、自分自身の免疫や抵抗力が低下してしまうこれからの季節は、今まで以上にウイルス対策に注意しなければなりません。

もちろん、うがい手洗いやソーシャルディスタンス、換気や除菌消毒など多くの取り組みが為されていますが、歯科技工所である三和デンタルならではの視点で、冬場の乾燥とお口の関係をご紹介していきたいと思います。

冬場にかけ、活発化するウイルス

なぜ、寒くなり空気が乾燥すると風邪を引いたり、ウイルスが活発になるのでしょうか?
ウイルスの多くは冬場の飛散量が増加します。これは普段は地面に落下していた咳やクシャミなどの飛沫が、空気の乾燥、つまり湿度の低下によりウイルスの水分が蒸発し、軽くなることで地面に落ちることなく空気中を漂ってしまうからです。
また、空気が乾燥すると口も乾きます。唾液の減少やのどの粘膜の乾燥により、自分自身もウイルスに対抗できなくなり、感染しやすくなってしまいます。朝起きて喉が痛むのは、乾燥した部屋で寝ている間に開いた口からどんどん乾燥しているためなのです。

 

入れ歯の患者様は特に注意!

三和デンタルでは毎日たくさんの入れ歯を製作し、定期的なお手入れとメンテナンスを推奨していますが、なかなか洗浄やお手入れを怠ってしまう患者様もいらっしゃいます。では、菌やウイルスが付着した入れ歯を、朝起きて乾燥したお口で付けてしまうとどうなってしまうでしょうか。・・・結構怖いですよね。
菌を洗い流してくれる唾液や、菌から守ってくれる粘膜も、これでは太刀打ちできません。

冬場だから、というわけではなく、毎日の洗浄やお手入れを習慣づけて常日頃から健康で綺麗な口内を意識するように心がけましょう。

 

三和デンタルならではの視点で冬場の乾燥の怖さ、そして入れ歯や口の中を綺麗にする重要さをご紹介させていただきましたが、入れ歯の患者様に限らず全ての皆さまに関わります。普段の食事ひとつでも同じような危険が潜んでいて、乾いたお口や弱った身体に入り込もうとしているのです。
うがい手洗いはもちろん、加湿などで乾燥しにくい環境をつくりながら、寒い冬を乗り越えましょう!