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2022年01月14日入れ歯についてよくある質問3選!

新年あけましておめでとうございます。

今年最初の+SMILEを務めさせていただきます。広田です。

本年も、多くの方々のお役に立てるよう記事を掲載してまいりますので、宜しくお願い致します。

 

さて、新年最初という事で、今回は改めて”入れ歯に関するよくある質問”についてお話させていただきたいと思います。

題して・・・

広田が選ぶ!患者さんから多く寄せられる質問3選!

その① 入れ歯の保管方法

保険の入れ歯や自費の入れ歯に関する保管方法については、「どうやって保存したら良いか分からない」、「先生に聞いたけど忘れてしまった」、「改めて確認したい」、という患者さんは案外多いです。

まず、保険の入れ歯は水につけていないと割れてしまいやすくなります。お口に入れていない時は必ず、お水や洗浄液に浸して(液中保管をして)おきましょう。

次に、自費の入れ歯については材質によって保管方法が異なります。分からない場合はお作りした歯科医院で確認するのがベストですが、それでも分からない場合はお水か洗浄液に浸けておくことをお勧めします(液中保管)。次に、スマイルデンチャーなどの丈夫な自費義歯の場合、水に入れずにそのまま置いた状態で保管(乾燥保管)しても問題ない物も存在します。ただし、入れ歯によっては乾燥すると割れてしまう物があるので、可能な限り洗浄液に浸けるなどしましょう。

ただし入れ歯の材料と洗浄液には相性があります。中性だと材質にほぼ影響を与えないので、スマイルクリーナータブレットのような中性の洗浄剤がお勧めです。

時々、三和デンタルには患者さんから「洗浄液に5分以上浸けると壊れてしまいますか?」などというお問い合わせをいただきます。

結論から申し上げますと、一晩浸けていただいても問題ありません。就寝時に入れ歯を使用していない方は、就寝前に洗浄液に浸けて、翌朝には流水でよく洗い流してから入れ歯をお使いください。

ただし、長期間使用せずに入れ歯を洗浄液に浸けていた場合、お水自体が古くなっている可能性があります。この場合には改めて新しい洗浄液を作り、5分以上洗浄してから流水で洗い流し、入れ歯をお使いください。

その② 入れ歯用洗浄剤の選び方

入れ歯用洗浄剤の選び方については上記の【その① 入れ歯の保管方法】でもご紹介しておりまが、より詳しく説明している、過去の記事≪入れ歯洗浄剤の選び方≫もご参照ください。

今日、ドラッグストアや100円ショップでも安価なものから高価なものまで様々あるので、入れ歯洗浄剤に悩む方は沢山いらっしゃいます。

もちろん、最終的にどの洗浄剤をご使用になられるかは患者さん次第になりますが、「安くてよくわからない洗浄剤を使用したら入れ歯が白く濁ってしまった!」、「ネットで安く手に入った洗浄剤を使用したら金属の部分が黒くなってしまって色がとれなくなってしまった…」というトラブルも過去にお聞きしておりますので、入れ歯洗浄剤はなるべく専用の物をお使いいただきたいと思います。

また、入れ歯の裏側にシリコン(ゴムのような柔らかい素材)を貼り付けている入れ歯をお使いの場合、洗剤を怠るとシリコン部分に‟カンジダ菌”が繁殖してしまうことがあります。繁殖するとせっかくの柔らかい入れ歯が硬くなってしまいます。お手入れは必ず毎日行ってください。

 

その③ 入れ歯の強度について

「入れ歯は永遠に使える!」・・・そんな風に誤解している患者さんは意外と多くいらっしゃる一方で、「入れ歯の寿命についてあらかじめ知っておきたい!」という患者さんからもよくお問い合わせがあります。

入れ歯は一体どれくらいもつのか、入れ歯はどれほど丈夫なのか、この疑問に関しては≪入れ歯の寿命とは!?作り替えは必要!?強度ってどれくらい?≫の記事でより詳しくご説明しております。ですのでここでは簡単にお話いたしますが、入れ歯は靴や服を着るのと同じように、一生同じ状態で使えるものではありません。どんなにピッタリの靴や服でも太ったり痩せたりする事でサイズがきつく感じたり、緩く感じたりもしますし、荒っぽい使い方や保管方法をすれば劣化も早く起こります。逆に、毎日大切に保管し、お手入れをしっかりしていただければ長く保てますし、実際に10年以上使用されている患者さんもお見受けします。

入れ歯も靴や服と同じように日々進化し、より良い材料やデザインの物が現れてきます。

我々三和デンタルでは、患者さんに末永くスマイルデンチャーを良好にお使いいただきたいと願っております。ですので、これからもより良い材料(例えば壊れにくい物や臭いのつきにくいもの)を探しだし、技術と材料の両面から良い入れ歯が作れるように努めていきたいと思います。

 

改めまして、これからも+SMILEでは患者さんや先生方、歯科医院で働くスタッフの皆様にとって、有益な情報を発信していきたいと願っておりますので、是非ご覧ください。本年もどうぞ宜しくお願い致します。

(文:広田)