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2022年02月18日【健口サプリ #9】二重顎は予防できる!フェイスラインのたるみ撃退!

皆さん、こんにちは。
歯科衛生士/表情筋トレーナーの内田佳代です。

前回は、「顔の筋肉も衰える」ということで、顔の老化についてお知らせしました。今回は、「二重顎は予防できる!」ということで、顎周りをスッキリさせる方法についてお知らせします。

二重顎の原因は?

二重顎の原因は、実は舌の筋肉の衰えです。前回の健口サプリで「顔も筋肉でできている」とお伝えしましたが、舌も舌を支えているのも筋肉です。その筋肉がたるむことで、二重顎の原因の1つになります。

体の筋肉と同様に使わない筋肉は衰えて行きます。

食事の時間が短い、よく噛まない、あまり表情を動かさない、しゃべらない、歌わないという方は、顔の筋肉が普段からあまり動かないため、加齢とともに顔の筋肉の衰えはより加速していくことになります。

口呼吸と舌の筋肉の関係

舌の筋肉が衰える、もしくは正しい舌の位置がわからないと「口呼吸」を引き起こします。

まずは正しい舌の位置をチェックしてみましょう。

舌の位置は①〜③のどれに当てはまりましたか??

まずは、いつでも正しい位置に舌を置くことが重要です。

② ③に当てはまった方など、舌が正しい位置にない場合は、普段から舌の位置が正しい位置にキープできているか確認しましょう。

舌の筋力UPエクササイズ

舌の筋力UPのエクササイズを2つご紹介します。

◎ポッピングエクササイズ

舌の筋肉を鍛えるとともに、「正しい舌の位置」を覚えるエクササイズです。

(1)口を開けて、舌を上あごに吸いつける
(2)吸いつけながら後ろにズラす
(3)ギリギリまで後ろにスライドさせる
(4)ポンっと良い音が出るように、舌を離す

1・2・3・ポン!という感じで4秒かけて行う

(1)~(4)までを続けて10回行う

 

◎舌ぐるぐるエクササイズ

(1)舌を歯ぐきと唇の間に入れて、ぐるっと8秒かけてゆっくり1周回す
(2)1周終わったら、反対周りを行いましょう

唇は舌が見えないようにギュっと閉じると、口周りの筋肉(口輪筋)が鍛えられます。また、舌は唇を押しあける位、ギュっと皮膚を押すことがポイントです。

筋トレですので「行っていて辛いな」と思うくらいの回数を行うことで効いてきます。

唾液と舌の関係について

舌のエクササイズを行うと唾液が出てきたのがわかったでしょうか?

口の中には唾液腺(唾液の出口)がたくさんあり、筋肉を動かすことにより唾液腺が刺激され、ジワジワと唾液が出てきます。

今回は、二重顎予防やフェイスラインをスッキリさせたい方に舌のトレーニングをお勧めしましたが、舌を動かすことで唾液量が増加しますので、口が乾燥しているドライマウスの方などにもお勧めのエクササイズです。

エクササイズの注意事項

姿勢が悪くならないように気をつけましょう。
真剣に行うと呼吸が浅くなったり、止めてしまったりしがちなので、呼吸も意識しながら行いましょう。
顎や歯に痛みや違和感が出た場合は、中止をしてください。
ただ回数を行うことに意識をするのではなく、1回1回丁寧に行ってください。回数よりもいかに筋肉に正しく負荷をかけられているかが重要です。

基本は、前回お知らせしたように食事の時にしっかり咀嚼することが大前提です。基本の生活にプラスして、エクササイズを取り入れていただけると効果的です、鏡を見ながらエクササイズをやってみてください。

 

次回の健口サプリは『幸せを呼ぶ笑顔のつくり方』についてお知らせします。

 


内田佳代(うちだ かよ) 歯科衛生士・表情筋トレーナー
東京医科歯科大学歯学部附属歯科衛生士学校卒
早稲田大学大学院創造理工学研究科修了 経営工学修士
「噛むこと」を意識させる、歯科衛生士ならではの表情筋エクササイズ、口元からの美を提案し、全国各地で講演・セミナー開催。ミスユニバース地方大会セミナー担当。NHK「きれいの魔法」など美容番組・雑誌等へ多数出演。ぶんか社「ガム小顔ダイエット」監修。表情筋エクササイズDVD「笑顔づくり編」「スッキリ小顔編」も好評。