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2023年05月19日【噛む噛むアンチエイジング#11】目もと・口角の下がり撃退!

皆さん、こんにちは。歯科衛生士/抗加齢指導士の内田佳代です。

前回の噛む噛むアンチエイジング#10では、ほうれい線のたるみ予防についてお知らせしました。今回は「口もと・口角の下がり撃退!」ということで、目もとと口角の下がりを予防するエクササイズを紹介いたします。

目もとはデリケート 眼球は押さない・動かさない!

まず目の周りのたるみを撃退!やはりたるみというと、目もとのマッサージをしたくなりますが、眼球はとてもデリケートです。肌は触らないが基本!とお伝えしましたが、眼球も押すことで眼圧が一時的に上がり、良くないことがわかっていますので、控えることをオススメします。

もしも疲れ目などで、目もとのマッサージをする際には、眼球を押さないように気をつけてくださいね。

日本人は、表情をあまり動かさない方が多く、目を大きく見開くなど目の周りの筋肉を単体で動かす機会が無いです。また、目を見開く際におでこの筋肉を使ってまぶたを引き上げる人も多く見られ、それにより目もとの筋肉はあまり使われず、額にシワが入るなどの弊害も見られます。

とくに目もとのたるみが気になるという方は、普段から目だけ見開くことをこころがけましょう。まず、上瞼を引き上げるエクササイズを紹介します。

《ビックリ目エクササイズ》
(1)目を軽く閉じます。
(2)3秒かけてゆっくり目を開けていきます。スローモーションのようにゆっくりと筋肉が動くことを確認しながら行うのがポイントです。
(3)しっかり目を開けたら、そこから4・5で思いっきり目を見開きます。この時、眉毛は動かさず上瞼だけが動いていることを鏡で確認しましょう。
(4)しっかり目を見開いたら3秒キープ
(5)ギュっと目を強くつぶります。

1日3セット行いましょう。

口角の下がりが気になる

笑顔で写真に映ったはずなのに…思ったより笑ってなかった。口角が上がっていなかった。普段ふと鏡を見ると口角が下がっている。そんな方には、まずは以前お伝えしたリフトアップエクササイズ(【健口サプリ#10】)をオススメします。

リフトアップエクササイズをしっかりやった上で、より口角をUPしたい人にオススメのエクササイズは、ウインクエクササイズです。頬周りの筋肉を鍛えることで、口角をより上げやすくなります。このエクササイズは、片側ずつ動かすこと・目と口を近づけることで頬周りを柔らかくし、口角をあげていきます。

《ウインクエクササイズ》
(1)4秒かけて右目でウィンクしながら、口を目に近づける
(2)4秒キープし、ゆっくり戻す
(3)4秒かけて左目でウィンクしながら、口を目に近づける
(4)4秒キープし、ゆっくり戻す

1日1回3~5セットを目安におこないましょう。

息を止めないように、鼻で呼吸をしながらおこないましょう。また集中して顔ごと傾かないように。また右目を行っている時は、左目はしっかり開くよう意識しましょう。

どうでしたか?ウインクエクササイズもだいぶ難易度が高いエクササイズです。片目をつぶるともう片方の目もつられて閉じてしまいシッカリ開けられなかったりしていませんか?

自分が思ったとおりに、顔の筋肉が動くように丁寧に鏡を見ながらやってみてください。そしてエクササイズを行う時は、顔に集中するあまり、姿勢が悪くなったり呼吸が浅くなったりしがちです。背筋は伸ばし、鼻で楽に呼吸をしながらエクササイズを行いましょう。

次回の噛む噛むアンチエイジングは、とうとう最終回です!アンチエイジングについての総まとめについてお伝えします。


内田佳代(うちだ かよ) 歯科衛生士・日本抗加齢医学会認定 抗加齢指導士
東京医科歯科大学歯学部附属歯科衛生士学校卒
早稲田大学大学院創造理工学研究科修了 経営工学修士
「噛むこと」を意識させる、歯科衛生士ならではの表情筋エクササイズ、口元からの美を提案し、全国各地で講演・セミナー開催。ミスユニバース地方大会セミナー担当。NHK「きれいの魔法」など美容番組・雑誌等へ多数出演。著書「顔の老化は咀嚼で止められる」(草思社)、監修「ガム小顔ダイエット」(ぶんか社)。表情筋エクササイズDVD「笑顔づくり編」「スッキリ小顔編」も好評。